小説家・フィルムメーカー
川村元気
かわむら げんき
1979年横浜生まれ。『告白』『悪人』『君の名は。』『怪物』等の映画を製作。小説『世界から猫が消えたなら』は32カ国で出版。自らの小説を原作として脚本・監督を務めた映画『百花』が第70 回サン・セバスティアン国際映画祭最優秀監督賞を受賞。
Message
9 月に『私の馬』(新潮社)という小説を上梓した。自分の馬のために十億円を横領した女の実話をもとに、動物と人間のコミュニケーション、そして言葉の意味について考え続けた。馬に向き合うと人間の金、欲望、権力そして言葉の意味(無意味)があぶりだされてくる。